声楽を学んでいちばん衝撃を受けたこと

声楽を学んで一番衝撃的だったのは、「大いなる愛の存在」の存在を知ったことです。

歌のテクニックや体の使い方、求める声を突き詰めていくと、その大いなる愛の存在に辿り着くのです。

息を吸った時の内圧によって体の中心に支えが生まれ、身体全体のバランスが整ってどこも力まない状態で息を送ることを目指すと、「大いなる愛が確かに存在している」としか言いようのない響きが生まれるのです。

それは暖かくて柔らかくて、何もかもがほぐれる、魂を揺さぶられるような響きです。

その響きに触れると、理性や心の壁のようなものは全て吹き飛んでしまい、勝手に涙が出てくるのです。

レッスン中に何度かその響きに辿り着いたことがありますが、決まって勝手に涙が出てきてしまいます(本当はそれが正常な状態になり、耐えられるようにならないといけないのですが)。

私の先生の、そのまた先生は敬虔なクリスチャンでした。その先生が歌うと、生徒たちは皆「意図せず」滝のような涙を流しながら聴いていたそうです。

RAPTブログを通して信仰を持った今、その大いなる愛の存在は、呼び求めればすぐ側にいるのだということを確信しました。

そして、今私が目指している響きが、お祈りのときに感じる感覚そのものであるということが分かりました。

言葉にするのは難しいのですが、「心の壁が何もなくなる状態」、「心の声がストレートに出てきて、子供のように喜怒哀楽を感じる状態」、「頭の上がぱかーんと空いて、ほや〜っとなる状態」、「心から安堵して、緊張もストレスも一切ない状態」、「全てを委ねて共に歩んでくれる存在に出会えた感謝で、心が満ち溢れる状態」といったところでしょうか。

ちなみに、スピリチュアルとこのお祈りの感覚は、似ているようで明らかに違います(詳しくはこちら)。

スピリチュアルは「考えないこと」、「本能のままに行動すること」、「誰かに道を委ねること」を教えますが、このお祈りによって理知的に行動すること、分別をつけること、感情とうまく付き合うことなどを学ぶことができます。

どんな苦難が来ても決して折れない心を身につけることができます。

「運動系の部活には飽きたし、文化系、できれば音楽をちょっとだけやってみようかな」という安易な動機で始めた音楽でしたが、12年も先生について学ぶことになること、ましてやこんな大きなプレゼントをもらえるなんて思いもしませんでした。

参考記事:

◯本当の愛とは何か。

自己啓発もスピリチャル系も悪魔崇拝。

江原啓之・美輪明宏から始まったスピリチャルブームもすべてはルシファー信仰。

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