曲を書きながらあれこれ考えていたのですが、その曲に込めた想いを一つの言葉にしてしまうと、逆に伝わらないものがあると気付きました。
言葉で描けることと、音楽で描けること。
これらは全く違うものなのだと感じます。
音楽に描かれているのは、作曲家の心情や情熱です。
これを色に例えるならば、心の中には絵の具のように何万色もの色があり、様々な温度を持っています。
新しい色が生み出されたと思えば、次の瞬間には別の色に変化し、さっきまでの色は消えてしまうような細やかな世界です。
このような側面を持った心情は、もはや言葉では描くことができないものなんじゃないかと思いました。
音楽も絵画も、このような心情や情熱を一つの作品として切り取ったものなのではないでしょうか。
このように考えていたら、以前に発表したピアノ曲が神様の心情に叶ったやり方ではなかったと気付き、別な形で発表し直したいと思いました。
準備が整ったら、改めてお知らせをさせていただきます。