近々、小さな演奏会の機会をいただくことになったので、メンバーと一緒に合わせ練習をしてきました。
その日は本番と同じ会場を使わせてもらったのですが、他の練習場所とのあまりの違いに驚きました。
足を踏み入れた瞬間から、温かく迎えられているような感覚がありました。
神様に祈り、相談しながら何度も本番を迎えてきた場所なので、聖霊が充満していたのでしょうか…。
メンバーは30分しか体力が持たないかもと言っていたのですが、そんなこともなく時間が足りないくらいでした。
この小さな本番が決まってから、選曲する中で様々な不安がありました。
「2ヶ月ほどレッスンに行けていない中で、実力不足のまま本番を迎えて大丈夫だろうか」
「親しみやすい曲より、もっと声楽らしい聴き応えのある曲を演奏した方が満足してもらえるんじゃないだろうか」
このような考えがむくむくと私の中で頭をもたげました。
すると、職場の仲間や様々な人の口を通してアドバイスが与えられました。
- 今完璧にできなくてもやってみなさい
- 想いは伝わる
- 今できることを全力でやりなさい
このように励ましていただきました。
合わせ練習の日は、曲を歌っていると問題ないのに、発声練習を始めた途端に頭の中が癒しの音楽から遠ざかってしまい、どんどん声が固くなってしまいました。
これは私がずっと克服できずにいる、精神的な課題でした。
練習するほどに癒しの音楽から遠ざかってしまい、身体に力が入り、声がどんどん固くなってしまうのです。
祈りで一時的に乗り越えた時もありましたが、克服したとは言い難い状態であると分かりました。
社員の仕事を辞め、精神的に余裕がある状況に変えてまでこの課題に取り組んできたのに、まだ克服することができないのかと落胆し、休憩に出たところ「頭の中を、100%感謝の気持ちで満たしてから歌いなさい」という言葉が浮かんできました。
飲み物を買ってから戻り、それを実践するように声を出してみたところ、呼吸筋が自然に動き出して息がきちんと回り、身体も声も全く硬くならない、柔らかい響きに満ちた声が出ました。
体調の問題で2ヶ月ほどほとんど練習をしていなかったにも関わらず・・・
その後、メンバーと会話していたら「天の音楽を受ける器になることを考えなさい」というアドバイスまでいただきました。
また、本番と同じ状態で練習してみようということで、換気のため窓を開けた状態で演奏していたら、仲良くしてくださっているご夫婦が通りかかりました。
本番の日、時間が合えば聴きにきてくれるとのこと。
心から嬉しく、神様に感謝しました。