アメリカでは、家族・医療休暇法により、多くの労働者に認められている育休がわずか12週で、無給の場合が多いのだそうです。
そのわずかな育休最終日を迎えたお母さんの、涙ながらの告白を読みました。
◯アメリカの育休期間は短い?ある母親が自身の葛藤を涙ながらにシェア「子どもたちと過ごす時間が足りない」
「自分の仕事に誇りを持っているが、子どもたちに十分な時間を割いてあげられないという“母親としての罪悪感”は常にある」
「すべてに100%の力を注ぐことはできない」
マリッサ・ジャンヌさんの胸の内を聞いて、この言葉に尽きる…と思いました。
私も、1歳児だった子供を保育園に預けて復職したので、マリッサさんの気持ちが痛いほどに分かります…。
1歳児といえば、まだ小さくて人見知りが始まったばかり。
そんな我が子を乗せた自転車をかっ飛ばし、時には怒り狂いながら(顔だけは笑顔)保育園の中を走り、仕事へ向かっていました。
保育園に送った後の疲れが半端なくて、これから通勤電車に乗って長い一日が始まるのかと思うと、毎日、現実から目を逸らしたくなりました。
しんどくて、涙が止まらなくて、会社に遅刻した日も何度かありました。
私の場合は、声楽を続けたいがために選んだ、夫婦共働きの道でした。
今思えば、そんな小さなこだわりのために子供と過ごす時間、穏やかな笑顔で隣にいられる時間を犠牲にしてしまったのだと、我が子に対して申し訳なく思っています。
会社での期待や信頼に応えられたかといえばそんなこともなく、産後のボーッとした頭、毎日寝不足の身体を引きずって出勤していたので、そんな大きな働きはできなかったと感じます。
「以前のように成長していない」
職場でそう言われて、本当に悔しかったのを覚えています。
育休明けのエピソードについては、私も思うことが多く、何だか書いていて心が落ち着きません。
今、育休が明けて職場に復帰したお母さんたちに一つ伝えるとしたら、
「そんなに全部やろうとしなくていいんだよ!」
そう伝えてあげたいです。
子供が小さければ、育児、家事だけで頭も身体も既にフル回転なんです。
だから、どうか自分を追い込まないで。
そう伝えてあげたいです。