本格的に就職活動を始めたところ、1社目で就職先が決まりました。
今まで経験してきたものとはまた違う業種・分野のお仕事になります。(就職活動を始めた時の記事はこちらをご覧ください)
今回も、どんな仕事に就くべきか神様が霊感を与えてくださり、本格的に活動開始してから2週間で勤め先が決まるという幸運を与えていただきました。
想定していたものよりずっと良い条件の、僅かな採用枠のお仕事です。
これからまた仕事を始めるにあたり、一つ決めたことがあります。
それは、社会人として自然体に振る舞うことです。
今まで「周りに迷惑を掛けたくない」、「周りと違いすぎてはいけない」、そのような考えを第一優先に過ごしてきました。
事前に数字で物事を測ることが不十分な状態で、感情面だけで判断して走り出してしまい失敗することが多くありました。
もちろん、仕事をするうえで100%以上を求められる場面、無理をしないといけない場面はあります。
でも、そのようなときに気持ちばかりが先にきて、正確な数字で判断して早めに助けを求めるといった行動に出ない場面も多くありました。
その結果、締め切り間際にメンバーに大きな負担が掛かってしまうことも多くありました。
それは綺麗な言葉で言うと「周りの力になりたい」ですが、実際のところは実力以上に認められたいという欲と、(できるかどうかきちんと判断せず)快く仕事を引き受けてくれる人という評価を得たいという安易な考えでした。
その考えを改めようと思いました。はっきりYesと言うことだけでなく、はっきりNoと言うこともまた、周りのためであると思うのです。
思えば今まで、自分をよく見せることに必死でした。
「◯◯さんはちゃんとしている」、「きっちりしている」、「育ちが良い」、「垢抜けている」これらの言葉を求めるために振る舞ってばかりいました。
お洒落なスーツを着て、ヒールを履いて都内を闊歩する・・・
そんな社会人像に憧れ、それらの言葉を掛けられるたびに満足していました。
一方で、仕事の本質を理解しないままパフォーマンスばかりに走る性質に気づいた方からは、お叱りを受けることも多々ありました(今になってこの重みが分かります)。
でも、声楽を学ぶようになって分かりました。
舞台の上には等身大の自分しかいないこと。
どんなに着飾ってみせても、普段学んだとおり、練習したとおりの自分しかそこには居られない。何もかも露わになる場所だということ。
自分の声を良く見せようとするたび、先生からそれは違うよと指摘されました。
「自分の100%を差し出しなさい」と。
上手く見せようと取り繕ったり、自分の中にエネルギーを留めようという意識がある状態では、声帯がきちんと鳴っている状態の声は出せないよ、と。
これからまた、新しい生活が始まります。
今まで私ができなかった、社会人として自然体で生きること。感情ばかりに偏らず、理知的に考えて行動すること。
それを学びたいと思います。