かつての私は、”キチガイ”を自称する内海聡さんに傾倒していました。
内海さんの著書はほとんど読みましたし、精神医学についての本もたくさん読みました。
陰謀論に触れる
内海さんを知るきっかけは、精神医学に興味を持つ出来事があったためでした。
「本当のことが知りたい」、「この迷いの出口を探したい」気持ちで一杯になりながらネットを漁っていたところ、内海さんのFacebookの記事を読みました。
陰謀論に初めて触れた私にとって、内海さんの記事はどれも目が離せないものばかりでした。
毎日、通勤電車で息を飲みながら、時には熱中しすぎて電車を乗り過ごしながら読んでいました。
内海さんの主張は主に、世の中のほとんどの富は1%の限られた人間が掌握している、日本の政治・経済がおかしくなっているのは金融ユダヤに由来する支配層のせいである、といったことでした。
その頃は、イラク戦争のニュースが世間を騒がせていました。
内海さんの記事を通して「9.11はやらせである」、「カダフィ大佐は独裁者ではなく国民から愛されている」ことなどを知り、目玉が飛び出るほどの衝撃を受けました。
例えば、独裁政権として報道されていたカダフィ大佐が国民のために行なった政策。
それは・・・
- 全国民に家を持たせた
- 新婚夫婦には5万ドル(500万円)の住宅補助金を支給
- 失業者には無償で家を支給
- 教育費は無料
- 医療費も無料
これ以外にも書ききれないほどあります。
そのような国民を思いやる政治を行なっていたカダフィ大佐が殺害されてしまった・・・。人を思いやることができる人や、正しいことをする人もあっさり殺されるような世の中なのだと絶望を感じました。
こんな世の中で、何の力もない私一人が正しく生きることはできないだろう。心が苦しくても多少の悪いことに手を染めないといけないのではないか。と思いました。
食事にこだわりまくる人が幸せに見えない
その後、内海さんの影響を受け、食養、布ナプキン、化学調味料を避けること、電磁波を避けるグッズなどにも興味が湧きました。
「多くの企業が”彼ら”側に属しており、彼らにお金を回さないためにも買い物をする際には徹底して調べるべき」という意見にも賛同し、有機野菜の通販を始め、衣類や日用品を購入する際にはあれこれ調べながら買い物をするようになりました。
食養については、若杉ばあちゃん、つぶつぶグランマゆみこの本も読み、「本当かいな」と思いつつ、できる範囲で食養を実践していました。
当時は結婚をしていたため肉や魚を全く食べない生活にはできず、お肉や魚を食べるたびに頭の中では罪悪感を感じ、それに反して体が元気になる感覚に揺れ動いていました。
また「野菜の皮、とうもろこしのひげなど普段なら捨てるような部分をあれこれ集めて、知恵を絞って料理する」というスタイルに「なんてめんどくさいことをしているんだろう」、「食べることだけで人生が埋め尽くされて、本当によいのだろうか」と思いました。
その頃、会社の近くにオーガニックにこだわったお料理屋さんがあり、頻繁に通っていました。
ある時ふと周りを見渡してみると、美味しい食事に感謝しながら味わっているお客はとても少数で、目の前に出された食事が本当に信頼できるのか見定めながら食事しているお客が多いことに気づきました。
また、体調が悪そうな年配の女性が「食事に何かが混入している」と言って店員さんに指摘する場面もありました。
「健康になり、幸せになるために食養を実践しているのに、皆ちっとも幸せに見えないなぁ」と感じました。
内海さんと距離を置く
しばらくして、内海さんが通販をはじめました。
もうけ重視ではないと明言していた記憶がありますが、結局みんな有名になるとお金を集めることを考えるのかな・・・心の隅で感じました。
口が悪いのを承知で内海さんに傾倒していましたが、時が経つにつれ段々と内海さんの言動に疑問を感じるようになりました。
彼を信じても救いがないのです。
膨大な情報を提供し、その反面「毒親」、「情弱」、「カス」、「クズ」といった言葉で人々を責め立てる。
結果、内海さんに傾倒する人は必死の思いでネットにかじりつき、一時の心の平安を得るための情報収集に膨大な時間を費やすようになります。
皆がそうではないかもしれませんが、少なくとも私はそうでした。
内海さんが言う”クズ側”に回らないために毎日毎日不安を抱えていました。
そのうちに、この先何十年もこの生活をするのは無理だ・・・と感じました。
すべての疑問をスッキリと拭ってくれたブログ
内海さんのお陰で陰謀論を知り、”覚醒”した日々を過ごしました。
覚醒したお陰で今まで見えなかった闇や辛さが見えるようになり「世界は悪人に牛耳られている、それに加え日本は小泉・竹中による悪政が敷かれていて、政治家が良いことを言うのは嘘で世の中がどんどん暗くなっている」ことが見えてきました。
見えてきた悪が巨大すぎて、私一人が正義感を貫き通したところで現実を変えられるとは到底思えませんでした。
そして、あらゆる絶望感を抱えながら生きていた私の目に、あるブログの記事が目に止まりました。それがRAPTさんのブログです。
◯日本政府は金融ユダヤの製薬会社を救うために、日本全国の学校に精神科医を配置しようとしているのかも知れない。
◯株主優待禁止。派遣労働禁止。中小企業優遇。消費税ゼロ。年収は300万円以上を保障。年功序列と成果主義の両立。とにかく労働者の地位向上。
「あれ、これって正論じゃないの・・・?」
こんな無名の人がひっそりとこんなブログを書いていて、正論を繰り広げている!正しいことを正しいと言える、これを探していたんだ!
心が踊りました。
終始冷静な口調で綴られる文章の裏に、静かな、熱い正義感を感じました。
絶望しかなかった私の人生に一筋の光がさしたように感じました。
「何が正しいか分かっていても誰も口に出せない国、それが日本。これからずっと変わらないだろう。」と思ってきました。
でも、RAPTブログは違いました。
悪は悪と言い、正しいことは正しいと言う。時と場合によって使い分けることもしない。だからブレることもない。
目の前の重たい霧が一気に晴れた感じでした。
そして現在、コロナパンデミックが騒がれる世の中で、心の平安を感じながら生きることができています。
後にRAPTブログでは、内海さんの伝える健康情報が世界救世教とつながりがあり、さらに大本教というカルト宗教とつながっていることが明らかになりました。
◯RAPT×読者対談〈第87弾〉過剰な健康・環境ブームも悪魔崇拝から始まった詐欺目的のデタラメ話。
大本教を知らない人もいるかもしれませんが、コロナパンデミックを計画的に引き起こし世界中の人々を不幸のどん底に陥れてきたカルト宗教のことです。
このような事実が明らかになり残念ではありますが、それでも内海さんの記事が私に様々な知識を与え、RAPTブログに引き合わせてくれたことに感謝しています。
参考記事: