神様の愛で人を愛すること

クリスチャン

母が闘病中の知人に会いに行くというので、羽田空港まで見送りに行ってきました。

空港内はものすごく広くて、飛行機に乗るまでにたくさんの距離を移動しました。

母は高齢になり膝を痛めているので、空港で車椅子を借りて移動しました。

車椅子を押しながら、「そうか、母はこんな風に祖母を乗せて一緒に歩いていたんだな」と気付き、感慨深くなりました。

母には兄弟が数人いましたが、祖母が高齢になってからというもの、積極的に祖母の面倒を見ているのはもっぱら母と叔父だけでした。

祖母と同居してくれている叔父に代わり、寝たきりでは健康を害するからと、週に何度も祖母の家に通って外へ連れ出していました。

今回、母の車椅子を押してみて、こんなに体力を使うものだったのだと初めて知りました。

母は体力を使う仕事をしながら週に何度も祖母宅に通っていたので、本当に大変だっただろうと思います。

車椅子を押すことも子育ての苦労も、自分がその立場になって初めて分かることがたくさんありました。

母の人生を想いながら、母の大きさや苦労に敵うものなんて、一つもないと思いました。

私が持っているものはどれも自力で手に入れたのではなく、全て母や父から受けたものがあったからこそだと思いました。

そして何よりも、自分が生まれたこの時代の恩恵を受けられたからこそ、今こうして生きていられるのだと思いました。

今、私が抱いている溢れるほどの感謝と愛を知ってほしい、分かってほしい。

私は神様の愛で母を愛することができているだろうか?この愛が伝わるだろうか?そう思いながら、母のためにお菓子を作りました。

イタリアのお菓子ビスコッティです。

この愛が伝わってほしい、そう願ってプレゼントしました。

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