私は生物学、薬学の研究者になりたいと思い、生命科学系の学部に入学しました。
人体の神秘、また副作用のない薬についてとても興味があったからです。
入学して間もなく受けた授業で、「副作用のない薬はない」という事実を知りました。
これは、入学後最大のショックだったと思います。
ここで心が折れてしまったのか、たまたま入部した部活の先輩の押しが強かったからなのか。
自分でもよく分かりませんが、私はその後生物学でも薬学でもなく音楽への道を突き進んでいったのです・・・(詳しくはプロフィールをご覧ください)。
さて、「副作用のない薬はない」の次にびっくりしたのは、プラセボ効果です。
プラセボ効果とは、効能のない偽薬を飲んでもある程度治療の効果があるという現象です。
人の思い込みとは、そこまで威力があるやっかいなものなのか・・・というのが当時の印象でしたが、信仰を持ってからその認識が変わりました。
信仰とは、目に見えないものの存在を確信し、それが「ある」と前提で心を預けることだと思います。
そして、その確信を強く持ち、心を預け、自分自身を委ねられるようになるほど受け取る恵みも大きくなります。
神様は目に見えない自分の存在を信じ、もっと愛して欲しいと願っていらっしゃるからです。
プラセボ効果も、目に見えない効果を期待した結果現れるものですが、なんだか信仰と似ているなと感じました。
そうすると、プラセボ効果は「見えないものを信じる」という試練に取り組んだ人に対する神様からのプレゼントなのかもしれないと思いました。
参考記事:
◯こんな自分をも神様が愛してくださり、こんな自分でも神様を愛する資格があると仰ってくださった喜び(十二弟子・ミナさんの証)