完璧に歌うことより、絵を描いてほしい

先日のレッスンで、「ただ上手いだけの歌は、聞いてもつまらないんだよ」と先生が仰いました。

先生は技術を教えてくださるけれど、それを使って音色でどんな絵を描くかは歌い手に委ねられている、そのように仰いました。

それを聞いてはっとしました。

つい1週間ほど前に見ていた、指揮者の平林遼さんのYoutube動画の内容と重なっていたからです。

◯平林 遼 指揮者_Ryo Hirabayashi Conductor

(ちなみに、どの動画を見たのか忘れてしまいましたが、「音楽とは言葉にならないものを表現するもの」という言葉が印象に残っています)

帰り道でレッスンノートを書いていたら、ここ2ヶ月ほど苦しい中でしてきた技術中心の練習がいかに的外れであったかを悟りました。

「そうか、神様の願いは歌で色彩豊かな絵を描くことなのに、私の歌は形や輪郭ばかり一生懸命に描いている。美しい色を表現する段階まで行こうとしないから上手くいかないのだ。」と悟り、それからは練習方法、時間を変えました。

夕食後、子供が満腹になってご機嫌で遊んでくれている時間に、外国語や発声に繋げるための発音練習などをするようになりました。

そのような過ごし方をするうちに、不思議なことに様々なところで背中を押され、生活の流れが変わっていきました。

子供が一人遊びをしてくれる時間が増えたり、家事をより上手にこなせるタイミング、方法が分かり、より多くの時間を神様に捧げられるようになりました。

次に繋がるレッスンノートの取り方、復習の仕方が段々と分かってきました。

いつも私の歌を聴いてくださる方に、神様が見せてくださる景色を見せ、体験させてあげられるようになるのが目下の目標です。

神様が与えてくださるもの、人、環境全てに感謝を捧げ、これからも自分を磨いていきます。

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