人の命を救い、QOL(生活の質)を向上させる製薬会社のお仕事

ここ最近、身体の調子が良くないため薬を飲んでいます。

炎症によるだるさや痛みに苛まれて思うように動けないときも、その薬を服用するとたった数時間で嘘のように身体が楽になります。

薬があるのとないのとでは生活ががらりと変わってしまうので、薬って本当に貴重なものなのだな・・・と改めて感じました。

その薬を作っているシオノギ製薬さんに、よくぞこの薬を作ってくれました!!と感謝状を送りたいくらいです(笑)。

そんなことを考えながら、去年まで勤めていた会社で体験したことを思い出しました。

その会社では、製薬会社が行う新薬の製造販売承認申請に関する業務をサポートしていました。

承認申請を行う際には、開発の経緯、有効性、品質に関する情報、各試験の結果など、膨大な情報を申請書の添付文書として提出しないといけません。

私たちの会社では、その文書の品質チェックや、規定の提出様式(ファイル名、フォルダ名、目次など)への編纂、また執筆環境の整備といった業務を行なっていました。

実際に行う作業は、単調だったり地道な作業が多いのですが、その先には薬を受け取って救われる患者さんがいるのだと思うと、とても尊い仕事だなと感じていました。

提出日が迫っているときは、PMDAの建物内で担当者の方と待ち合わせし、チェックを済ませたデータをお渡ししたりしていました。

※承認申請の窓口は、厚生労働省ではなくPMDA(医薬品等の承認審査、健康被害救済、安全対策などの業務を行う機関)です。

その時の緊張感といったら・・・。

製薬会社が約10年をかけて取り組むお仕事の集大成に携わらせてもらっていたのだと、改めて感謝を感じました。

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