アトピー改善日記改め、慢性湿疹の治療日記3

子供が通う保育園がコロナの影響を受けて休園となった3月頃から、湿疹の症状に悩まされています(詳しくは以下2つの記事もご覧ください)。

慢性湿疹の改善記録 1

慢性湿疹の改善記録2

先日、首にも症状が出てしまったため皮膚科を受診しました。

家族がアトピー持ちであったため、自分もアトピーであると思い込んでいたのですが、先生からの診断は慢性湿疹とのことでした。

上記の症状に加え、血流が滞りがちな体質により掻いた後の傷に色素沈着が起こっているようでした。

そこで、抗炎症の飲み薬、慢性湿疹の症状を抑えるための塗り薬(ステロイド含む)、体質改善のための漢方薬、色素沈着を改善するためのビタミン剤、抗炎症を処方してもらったところ順調に改善しています。

悪い体質がなくなったわけではないので湿疹は都度起こるのですが、薬によってQOL(生活の質)を落とすことなく、痒みで眠れないということもなく過ごせています。

首に症状が出たとき、「ドレスが着られなくなる!」と軽く絶望感に襲われましたが、病をすぐになくすことができるわけでもなく・・・。

そんな中、正しい診断を下してくれるお医者さんがいて、薬が身体的・精神的にも生活を助けてくれるのだと思うと「けが・病気をしたら病院に行く」という当たり前のことがとてもありがたいことなのだと思いました。

アトピーと思い込んでいたおかげで、良著に出会えたのでここでご紹介します。

大塚篤司著「最新医学で一番正しいアトピーの治し方」(ダイアモンド社)です。

◯ダイアモンドオンライン「アトピー性皮膚炎の患者はなぜ、「民間療法」に傾いていくのか?」

結論としては標準治療(ステロイドを正しいタイミングで用いて、最終的には保湿のみで症状が出ない状態を目指す)を推しているのですが、アトピー患者の心境、1990年代からよく聞かれる脱ステロイド療法、様々な民間療法、標準治療について触れられています。

詳細は後日綴りたいと思いますが、アトピーのために自殺を考える人もいるという現状にショックを受けました。

自分が経験してみて分かりましたが、起きている間ずっと「かゆい」の言葉が頭の中を占め、集中力も持続せず、見た目に劣等感を抱き、健常者をうらやましく思い、お洒落を楽しむこともできないと思うと、けっこうな地獄だと思いました。

私の兄弟も小さい頃から「掻いちゃだめ!」と怒られて育ったような記憶がありますが、本人には何の罪もないのに四六時中怒られるというのは、今思えば地獄です。

当時は患者を助けるほどの十分な知識を得る方法もなく、どこのお医者さんもアトピー患者が重症の状態で受診すればまず「なぜ今まで放置したんだ!と怒る」ことから始めていたように思うので(私も一時的症状が出たときに受診してすぐ通うのをやめましたし)、仕方がないことなのかもしれませんが・・・。

病のために家族との関係を割かれている人もいるのかと思うと悲しいことだと思いました。

先述の本はアトピーを題材にした本なのですが、論理的思考を学べる本でもあります。

大塚氏は文章を書くのが好きと言っておられますが、一見複雑に見える事象を短く端的に説明されていて、さすがと感じるものがありました。

医療になじみのない私たちは様々な情報をエビデンス(根拠)で判断するという武器を持たないので、あっちこっちへ踊らされるばかりという現状を客観的に見ることができました。

現在のコロナ騒動もこれに近いのではないでしょうか(詳しくはこちら)。

人はどうしても、信じたいものを信じ、信じたくないものを信じないようにできていますからね・・・。

だからこそプラセボ効果なるものがあるわけで、新薬を作る時にはこの効果を除外して考えなければいけないのです。

最後に、アトピーだと思い込んでいたこの1ヶ月ほど、生活習慣改善のため記録をつけてみました。

食事、天気、睡眠、入浴、運動習慣など、どれが大きく影響するのかなと思っていましたが、結局全部というのが結論です(笑)。

気温が高くなったり、食事の質が下がれば痒くなり、運動を怠れば血流も悪くなり「なんとなく不調」の割合が増す。

そして、様々な身体的・心理的な要素が絡み合った結果、今の自分の身体がある。

・・・という、ごく当たり前のことを1ヶ月かけて学びました(笑)。

今持っている身体をアンパンマンのようにすぐに取り換えることはできないので、薬の助けを借りて症状と付き合いながら、現在は以下のことに取り組んでいます。

  • 毎晩、寝る前に5〜10分身体を動かす
  • 腸の健康のため腹筋を鍛える
  • 甘いものを摂りすぎない
  • 野菜とタンパク質を意識的に摂る
  • シャワーではなくなるべく入浴する

この効果については、改めてご報告させていただきます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする