病院ってある意味、接客業なのかもしれない

先日、都内の大病院で手術を受けてきました。

手術と言っても、15分で終わる小さなものなのですが。

外来と手術を担当してくれたお医者さんは、とても好感の持てる方でした。

どう切開するのか図で示してくれ、その後の生活にどんな影響があるのかなどとても丁寧に説明してくれました。

要件だけを話す冷たい印象のお医者さんも多いですが、こちらの先生は話のテンポを相手に合わせたうえでトントン進めてくれ、かつ相手に寄り添おうとする心を感じました。

多くの医療現場は過酷な職場だと聞きますが、そんなストレスにさらされる中で寄り添う心を保ち続けて診療に当たる先生はすごいなと思いました。

また、手術に立ち会ってくれた看護師の男性も素晴らしい方でした。

初めて手術室に入る私の緊張の度合いを察して、ちょっとした会話や気配りなどの様々なサポートをしてくれました。

最初は女性じゃなくて嫌だな・・・と思ったのですが、きめ細やかに見守ってくれるその献身的な姿に心を打たれました。

その看護師の方もまた、執刀医をサポートしながら患者の心に寄り添うことを日々実践されている方でした。

一方、受付でお会いする女性担当者は冷たく、怖い印象の方が多かったです。

恐らく「限られた時間内で患者を捌く」ことが仕事の目的になってしまうからでしょう。

目的によってこんなに態度の差が出てくるのか〜と、色々と勉強になりました(笑)。

都内に住んでいれば特に、質や相性の良いお医者さんを求めて病院を変えることができます。

いい評判が立てば多くの患者が集まり、悪い評判が立てば患者が離れていくという側面があります。

そう思うと、病院って接客業の一面もあるんだなと感じました。

余談ですが、大学生の頃、研究室のメンバーの一人が研究のために大学病院に通っていました。

彼曰く、「大学病院の中は、白い巨塔どころじゃない」そうです。

権力をめぐって腹黒い陰謀が渦巻き、かの有名な医療ドラマ「白い巨塔」を遥かに超える熾烈な戦いが繰り広げられていたようです(笑)。

怖すぎる・・・

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