まったく異なるタイプの経営者たち

私はこれまで2つの会社で働いてきました。

今振り返ってみると、その会社の経営者は全く異なるタイプの方たちでした。

一方はお金のみを治めようとし、もう一方はお金と人の両方を治めようとする方でした。

また、一方は経営者らしく人前で振る舞うことに長け、役員・社員に対してよく叱責を飛ばし、もう一方は社員の誰よりも働く方で、自分が大変なときにも社員の話を聞き、助けを差し伸べる方でした。

その結果、一方の会社は沢山の人が働く会社になりましたが、その反面多くの人が心を病むような場所となり、もう一方の会社は本当に必要と思われる人だけが残り、限られたメンバーが心を尽くして働く場所となりました。

前者の経営者が新たな方針や言葉を発するたび、「こんなこと考えてるのかな」と素人の私にも想像がつきました。

しかし、後者の経営者が発する言葉の裏にどんな心情があるのか、どれだけの苦悩があったのか、私には想像がつきませんでした。

世に出回っている様々な小難しい本を読めば、どのように会社を経営すべきか学ぶことができます。

でも、人の心を治める方法は世の中に出回っている本で学ぶことができません。

一応、心理学とやらがその一面を教えてくれますが、その環境やその場面での完全な答えを教えてはくれません。

ましてや、実践することは学ぶことの100倍難しいはずです。

そんなことを考えながら、改めて後者の経営者に尊敬の念を抱かざるを得ませんでした。

以下ブログに私の転職エピソードが載っていますが、改めてそのような環境で育ててもらったことに大きな感謝を感じました。

◯RAPTブログ読者の証言〈VOL.7〉漠然とした悩みや不安だらけの人生から解き放たれた30代女性。

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