声楽のレッスンに行ってきました

昨日は、声楽レッスンの日でした。

身体のコンディションがまったく良くなくて、きちんと歌えたのは最後の20分くらいしかありませんでした。

原因について先生と会話したところ、パート面接とパソコン仕事が大きな原因であると分かりました。

一昨日はパート仕事の面接日だったため、数ヶ月ぶりにスーツを着てヒールを履いて1日過ごしました。

そのため、無意識のうちに頭が仕事モードに切り替わってしまい、その結果「おおらかに構えて体が緩んだ状態」から「きびきび仕事をこなす戦闘状態」、「いい子ちゃんに見せたくて、こじんまりと小さく振る舞う状態」に変わってしまったようでした(先生は「心のチャクラが開いていない」、「エネルギーの円がしょぼんとしている」と表現されていました)。

パソコン仕事はこれまでもずっとネックになっているのですが、声楽に必要な首の筋肉をモロに直撃するため、声楽の天敵なのです。

でも今の時代、パソコンやスマートフォンを排除することはできないので、この中で対応できる方法を工夫していかないといけません。

さて、音楽レッスンは1時間◯円が相場だと思うのですが、私の先生はいつもその倍の2時間の枠を取ってくださいます。

そのうえ昨日は、身体のコンディションを整えるためにと、アロマオイルを使ったマッサージまでしてくださいました・・・

声楽は体が楽器なので、歌う前に身体を歌えるコンディション(適度に緩み、筋肉の瞬発力が出せる状態)に整え、きちんと息が通る状態に持っていく必要があります。

家で軽くストレッチはしたものの、自己チェックが足りないために「歌えるコンディション」にすらなっていない状態でレッスンに行ってしまっていたことを、大きく後悔しました・・・。

今まで先生から何度も教えていただいたように、「ボタンを押すように日常と非日常(音楽)を切り替える」、「音楽は神聖なものであるから、音楽と自分の中に何も入れない」これに取り組むことに尽きるのではないかと思います。

昨日はそんな状態でしたが、大きな収穫もありました。

私にとって声楽の時間とは、2つの大きな意味があることを理解しました。

  1. 歌の技術を上げるための時間
  2. 毎日様々な問題が起こる中で、心と身体のコンディションを保つ術を習得するための時間

このことを悟ったとたんに息が大きく回るようになり、きちんと声を出すことができました。

特に2.は、もともと鈍感力があり持ち前のポジティブさだけで生きてきた私でも、コンディションを保つことは難しいと感じます。(人間ですから・・・)

そんな私にとって信仰は大きな支えとなっています(詳しくはこちら)。

仕事の失敗などでどんなにボロボロになった日でも、心のモヤモヤを全て受け止めアドバイスしてくれる存在がいるのといないのとでは、毎日見える景色がどれだけ違うだろうと思います。

練習すればするほど、私が声楽の道を選んだのはむしろ、1.よりも2.のためであったと思えてきます。

歌は一つの手段に過ぎなくて、きっと何でも良かったのです。でも、その心と身体のコンディションを保つ術を習得して、歌を通して周りに愛を与えることが、私に求められていることなのではないかと感じます。

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