保育園とのお別れが近づく

2月がもうすぐ終わりますね。

うちの子供は、来月末に保育園を卒園して小学生になります。

あと1ヶ月ほどで長らく通った保育園とお別れかと思うと、寂しい気持ちになります。

保育園は、私にとって大きな助けでもあり、苦労を味わう場所でもありました。

保育園に子供を通わせた5年ほどを振り返ると、本当に色々なことがありました。

なかなか上手く言葉にできませんが、このような経験をさせてくださった導きに心から感謝しています。

この時期になると、数年前に定年退職されたある保育士の先生の姿が思い浮かびます。

その先生は、退職の年に副園長をされていたのですが、3月頃にはクラスに入って子供たちと触れ合う姿をたびたび見かけました。

ある土曜日に保育園の側を通ったときは、先生と子供たちが園庭に出て遊んでいました。

小春日和の暖かな日差しの中、少し離れた場所で優しく微笑みながら子供たちを見守る姿は、何とも言えない温かさに満ちていました。

私が近づいて挨拶をすると、にっこり微笑んで対応してくださいました。

先生は、子供たちの歩く速さに合わせて歩み、隣に寄り添い、必要な手助けだけをそっと差し伸べていました。

その場所に流れる穏やかな時間は、まるで別世界のように感じられました。

こんな温かい時間があるのかと、私は軽いショックを受けました。

当時の私は、休日で休日でさえも子供をあれこれと責め立てて精一杯の生活をしていたので、「子供に言うことを聞かせる」ことばかり考え、「子供に寄り添う」世界があるということも分かりませんでした。

そのような生活をしていた私でしたが、転職をした現在は、仕事中心の生活から子育てと音楽中心の生活に変わりました。

旦那さんが生活の資を稼いでくれるという安心感の中で、家族の健康に気を配り家事に取り組み、音楽を続けていくための仕事や時間があること。

このことに心から感謝しています。

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