シューマン歌曲集「女の愛と生涯」を学ぶ

今、シューマンの歌曲集「女の愛と生涯」を勉強中です。

シャミッソーによる歌詞には、一人の女性が恋を知り、結婚し、子供を授かり、夫を亡くすまでの生涯が書かれています。

この歌曲集は、今から7年ほど前、妊娠していた頃に初めて勉強しました。

当時歌っていたのは第7曲「私の心に、私の胸に」です。

前半では赤ちゃんを授かった喜び、女性だけが味わうことのできる喜びを歌い、後半では可愛い可愛い天使ちゃん!と子供をあやすシーンが歌われます。

次第に大きくなっていくお腹を抱えて声楽レッスンに通い、ピアニストの方に「まだまだ大きくなるよ〜、頑張って!」と励ましていただいたのを鮮明に覚えています。

その後、しばらく歌っていなかったのですが、昨年に入ってから全曲を順に学ぶようになりました。

なぜ、この曲を課題として与えてくださったのだろうと考えながら楽譜を眺めていたら、ふと気付きました。

歌ってほしいのは、音符でも歌詞でもない。ドレミでもない。

シューマンがこの詩に感動し、曲を付けるに至ったその想いを歌ってほしい。

そして、夫や家族に尽くして生涯を終えていく女性の生き方ついて想いを馳せてほしい。

神様がそう願っていらっしゃるのでは…と感じました。

日本において、女性の生きる世界はとても過酷だと思います。

女性たちが自分自身の価値を高め、見出すことより、周りに迷惑をかけないで一生を生きることが第一。

一人の人間として生きることより、良い妻、良い母親であることを求められる。

結婚して、子供を産み育てる過程で、子供や家族のことで一喜一憂しながら人生の多くの時間を費やす。

また、子供が巣立った後は、老後の不安や身体の衰えと戦いながら、あとどれだけ生きられるのか分からない中で、数少ない楽しみを見出して生きる。

現代では、男女平等と言われて多くの女性が社会に出た結果、家庭以外でも重い役割を担わなければいけなくなりました。

仕事に出る分家事が男女平等となる家庭は少なく、外で働いた分、命の時間、自分の時間を削りながら仕事、家事、育児と忙しく立ち回らなければいけません。

女性にはこのような道しかないのでしょうか。

自分自身の本当の価値を見出すこともなく命の時間を使い果たし、人生を終えていく多くの女性たちを見ながら、神様はその生き方を変えてほしいと心から願っていらっしゃるのだと感じました。

私自身、様々な紆余曲折がありながらも14年に渡って個性才能を磨く機会を与えていただき、歌を続けてきました。

でも、周りの女性たちが休日にきちんと休み、ゆるやかに時間を過ごしているのを見ては、私もそのような生き方をした方が楽だし、反発も少ないんじゃないかと何度も思いました。

大きな波が来るたびに、こんな苦労をしてまで続けなくても良いのでは…と思う場面もありましたが、そんな時には決まって様々な人の口を通して、音楽を続けるようにと神様が励ましてくださいました。

私たちは死後、虚しい無の存在になるのではありません。

私たちに100年という長い人生の時間が与えられているのは、霊魂を成長させ、神様、聖霊様のような存在になるためです。

自分の個性才能を磨き、正しい方向の努力をするなら、人生が虚しくなることは決してありません。

よろしければ、個性才能を磨き続けている十二弟子の方々の証をぜひご覧になってみてください。

◯RAPTさんの生き方から学んだ、自分の個性を見付け出し、才能を伸ばして生きるという最高の人生(十二弟子・KAWATAさんの証)

◯神様のために個性・才能を磨きたいと願うなら、神様はどこまでも私たちに力を与えてくださる(十二弟子・ミナさんの証)

そして、これならできるかも?と思うものがあれば、一日たとえ15分、30分の僅かな時間でも続けて取り組んでみてください。

神様が一人一人に与えてくださっている素晴らしいプレゼントが見つかりますように、願っています。

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