2020年以降、妊産婦の自殺報告数が増加

女性

2020年のコロナ禍以降、産後の自殺報告数が増加しているとの報告書を読みました。

○JSCP「いのちを育む妊産婦の危機〜新たな自殺統計項目が明かす自殺の実態〜」

○日本産婦人科医会「自殺による妊産婦死亡について」

妊産婦の死因として最も多いのが自殺・・・

このことに、かなりの衝撃を受けました。

産後は、育児の大変さと幸せの両方を味わう時間と思っていましたが、それは本当に恵まれた状況でしか味わえないものだったと知りました。

上記によれば、妊産婦の自殺には、精神疾患(産後うつなど)が大きな影響を与えているようです。

しかし、産後うつの発症に至らなかったとしても、精神的に不安定なまま、周りからの充分なサポートを得られなかったら、肉体的・精神的苦痛の矛先が子供に向かい、虐待に至ってしまうケースが多くあるのではないでしょうか。

人間の赤ちゃんは、不完全な状態で生まれ、約20年をかけて愛し育てられ大人になっていきます。

この20年という期間に及ぶ育児は、母親にとって人生を捧げるほどの大きな仕事です。

24時間365日、休む間もなく、睡眠も細切れで、赤ちゃんの世話に追われる日々。

1日があっという間に過ぎ、何を為せたのか為せなかったのか、よく分からない日々。

頭も上手く回らなくて、今までできたことの10分の1もできないと感じる。

私自身も、そんな毎日を送っていたと思います。

そのような育児の負担に加えて、もし母親が稼ぎを得ないといけない状況だったら、心身の負担はいったいどれほどになるでしょうか。

母親が経済的、精神的に困窮していたら、その20年は幸せとは程遠い、重苦しい道のりです。

神様は、なぜ人間が成熟するまでにそのような長い期間を与えたのでしょうか。

それは、人間には霊があり、霊を成熟させるために約20年という長い時間が必要だったからです。

肉体は食べることで成長していきますが、霊の成長には神様から受ける愛と御言葉が必要です。

神様が人間のことを深く愛しているから、神様なしでは生きられないように人間を作ったのです。

そして、幼い赤ちゃんが母親を慕うようにプログラムしたのも神様です。

生後間もない時から、声や匂い、その手に触れる感触で母親を認識し、慕い、母親からの愛を求めるようにされました。

神様がそのようにプログラムしたから、母親が子を愛せずに苦しむことも、子が母親からの愛を受けられなくて苦しむことも、そのどちらも神様にとっては耐えがたいことなのです。

神様はそのような苦しみを強いるために、人間を作ったのではないのです。

下記、参考記事でご紹介するブログでは、私たち人間が生まれた目的をはっきりと教えてくださっています。

なぜ私たち人間に100年もの長い人生が与えられているのか、その理由を知ることができます。

どうか、お母さんと子供たちが、これからもたくさん救われていきますように祈っています。

参考記事:

○RAPT有料記事284(2018年6月11日)我々人間がこの世に生まれてきた目的は、霊魂の救いと成長のためだ。

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